TKSS等の日記

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SPにまつわる話

なかなか興味深い記事を見かけたので、初めてblogらしいことをしてみます。
元ネタはカイトさんのところSPに関する記事。
そこから派生して我らがLCV14号であるところの玉子王子さんの記事です。
私が解釈するにお二人が仰っているのは
「SPというのはそのプレイヤーのギタドラでのスタイルの1部分を切り取ったものに過ぎず、
それを目標にしたりして一つの目安とする事は出来るが、それがプレイヤーの
全てを表す事はないし、もっと強く言って実力をそのまま反映したりもしない」
と言うことのようです。(ご覧になっていて、誤解があるようならご指摘ください)
まず、「指標」と言う言葉づかいは物事をある程度正しく反映するものに対して使うべきで、
お二人の考えを察する限りでは不適切だと思います。
「実力があるならばSPが高い」は成り立つとしても
指標と言うならば逆も成り立ってしかるべき、即ち
「SPが高いなら実力がある」が真であるはずです。
(お二人の主張において本質でないところですがどうしても気になりました。
また、私が主張したい事において本質的なので、揚げ足取りではありますがご容赦ください。)
結局お二人が一番重要視しているのは
「SPと言うのは自分の中で完結すべき要素であって、他人と比較する際のものさしにはならない」
と言うことでしょう。
この点に関しては何の文句もありません。その通りだと思います。
スキル厨の本音としては「ちょっとぐらい見栄を張らせてくれよ」と思うのですが、
私が言いたいことのメインはここじゃないんでさらっと流していただけるとありがたいです。
じゃあメインは何かって言うと
「ある程度の条件を仮定すればSPは正しい意味でプレイヤーの実力の指標である」と言うこと、
即ちSPが高ければ上手いはずだと言うことです。
ある程度の条件と言うのは「代行プレイ」その他
一般的でない状況を指しているとお考え下さい。
私が読ませていただく限りでは、カイトさんはこれを無根拠に否定しています。
玉子王子さんの記事では「SPは瞬間最大風速だから相対基準になりえない」
と書かれています。恐らく同様の根拠で上の主張を否定される事と思います。
上の主張、そう否定したものでもないと思うんです、私は。
積極的に肯定できるか、それを証明できるか、といわれれば残念ながらNOです。
そもそも実力って何よ、と言う話になります。それが定義出来れば苦労しません。
良い定義がないから皆、指標を躍起になって探して、結果SP制度に食いついたわけで、
実力の定義に基いての肯定証明など出来るはずもありません。
ではなぜ上のような主張をするのか。否定要因がないと考えているからです。
否定要因として、今回玉子王子さんが言うところの「瞬間最大風速」が
最もよく上げられますが、これに関して私は否定的です。
「運良くフルコンできた」と言うのは当然ありますけど、何の下地もなく
そういう事が起きたりはしません。その「運良く」にはそれに繋がる努力が存在するはずです。
風が吹くときはあっても、それは突風が吹くにふさわしい条件が整ったときであると考えます。
(あるいはこれもスキル厨の都合のいい願望なのでしょうか)
それとも十中八九できるようでないと実力とはいえないのでしょうか。
そういった考え方もあるとは思いますが、常にそういう捉え方をする事は
余りないのではないでしょうか。
「結局金と時間がある奴が・・・」と言う意見もあります。
ですが、それを否定したら練習もさせてもらえないと思うのですが、どうでしょう?
否定的な意見ばかりで肯定するものがない、言い訳地味た意見ではありますが
取り上げさせていただいた記事を書かれた両氏や、ここをご覧になっている方にも
考えていただければ幸いです。


ついでにいえば「SP」と「リアルスキル」と言う二つの言葉は別に矛盾するものではないと思います。
「SPが低くても上手い人はいる」と言う意味でのリアルスキルは、
上げようと思えばSPが上がるのであれば、SPが実力の指標である事に矛盾しません。
上の主張にある「ある程度の条件」に"プレイヤーがSPを上げる意思を有する"
というのを加えても、文句が出ることはないと思います。
逆に「SPが高くても下手な人はいる」という意味でのリアルスキルはどうでしょう。
これは先に私が否定した事です。正直なところこの意味でのリアルスキルが
あると仰る方がいるとすると、私とその方はきっと一生平行線のままだと思います。


これとはまた別に、そもそも、相対規準としてのSPを否定するなら「リアルスキル」も
同じ理由で否定すべきであって、そこに矛盾も何もあったものではないと考えます
自らが否定しているものを、その否定要因に使うのは循環論法以外の何者でもありません。
「ダメなものはダメ」といってるのと大差ないのではないでしょうか。